仕事にのめり込むと、必ず一人の時間が必要になってくる ゲスト ピーター


派手に見られるけれど、本当は寂しがり屋で人見知りなピーターさん。
そんなピーターさんが、教えてくれる恋愛術とは?


全然'恋愛下手'じゃないんじゃない?
こっちが教えて欲しいくらいよ(笑)

ピーター/池畑慎之介
(Pita/Shinnosuke Ikehata)
52年、大阪生まれ。
69年『夜と朝の間に』でレコードデビュー。同年、日本レコード大賞最優秀新人賞受賞。
以降、歌手「ピーター」としてはもちろん、役者、舞踊家「池畑慎之介」としても活躍。
85年、黒澤明監督の「乱」出演。舞台では「越路吹雪物語」、ニール・サイモンの「ジンジャーブレッド・レディ」などの好演が絶賛される。今年9月、京都四條南座にて「京都都大路謎の花くらべ」に出演。

イメージと実態は違う ギャップこそ人の魅力

野尻: このコーナーは、“恋愛下手”の僕が恋の達人に“恋愛指南”して頂くという企画なんです。よろしくお願いします。
私、恋の達人でも何でもないんだけど…。縁遠いし。こっちが教えて欲しいくらい(笑)。
野尻: ハハハッ。でも、ピーターさんといったら都会的な恋愛を楽しんでいらっしゃるイメージがありますよね。
ピーター 全然。夜11時には寝ちゃうし。お酒も飲めないしね。家は熱海だから夜遊びしようがないし。
野尻: エッ~。イメージと全然違いますね。
ピーター でしょ? パーティーも嫌いだし、付き合いも悪いしね。
野尻:

意外です。でもイメージって怖いですね。僕も世間からしたら単なる「遊び人」ですからね(笑)。

ピーター

同じね。ところで野尻さんって人見知りするタイプでしょ?

野尻: そうなんです。それに、気を遣うほうだから、会食も苦手で。僕は多分、日本一会食が少ない社長ですよ。1年に5回もないと思います。パーティーも苦手ですし。どうしてもいかなくてはいけない場合は、隅のほうでじっと隠れています(笑)。
ピーター 私もそうよ。外見が派手だから誤解されるけど、友達も少ないし。
野尻: 僕もそう。友達は少ないですね(笑)。
   

遊び人だと思われて女性に警戒されてしまう

ピーター お互い根暗な2人なのね(笑)。
野尻: でも、週刊誌の記事によると、「野尻は気に入った女性にはすぐエルメスを渡す」みたいなことが書いてあるんです(笑)。1回も渡したことないのに……。
ピーター なんでそういう風に書かれちゃうのかな?
野尻: 分からないです。週刊誌によると僕は“エルメス合コン”の常連らしいです(笑)。
ピーター 何? “エルメス合コン”って。
野尻: どうやら、女の子にエルメスを上げる合コンのようです。
ピーター いいな~。行ってみたい(笑)!
特別枠で参加できないの?
野尻: 断固として、そんな合コンありませんって。合コンなんて行ってもいないし、エルメスもあげてません(キッパリ)。
ピーター でもね、考えようによっては、イメージと実態が乖離しているのって魅力よ。例えば、世間では巨匠と言われる大物が、子どもみたいにピュアな人だったら、とっても素敵でしょ?
野尻さんもそうなんじゃない?
遊び上手のイメージが先行しているから最初は警戒されるかもしれないけど、そのうちまともな人だってことが分かったら、かえって魅力的に映るじゃない。
   
 
本当に、合コンもしてないし
女の子にエルメスもあげてませんよ!
子供時代に寂しい思いをいっぱいしたから自分の家族にはそんな思いはさせたくないの
野尻: 確かに、初対面では女性に警戒されることが多いですね。
ピーター 上場企業の社長ともなると大変ね。
野尻:

ところで、実は僕、今すごく結婚がしたいんです。

ピーター そらまた、唐突な…(笑)。今まで、ご縁がなかったんですか?
野尻: 1年くらい前まで、僕、ずっと彼女がいなかったんです。
 
ピーター 相手の選び方を間違えていたのかもよ。結婚相手と恋人は、また違うものだし。
野尻: ピーターさんは結婚を考えたことってありますか?
ピーター ありますよ。私はね、中1ぐらいからずっと好きな女の子がいたんです。幼馴染の、すごく可愛い女の子でした。ずっと結婚するものだと思っていたんですが、その子も芸能界に入っちゃってね。だから、私のほうから「友達でいましょう」と諦めたんです。
野尻: なぜ、諦めてしまったんですか?
ピーター 同じ芸能界の人は嫌なの。芸能界に入るとね、やっぱり汚れるんですよ(笑)。少なくとも、ご飯を作ってくれたり、家を守ってくれるという普通の奥さんではなくなるわね。
野尻: なるほど。
ピーター だからね、結局その子は他の人と結婚したんです。でも、帰ってきちゃって(笑)。そのとき、「お兄ちゃま、どう? 貰ってくれない? 」って言われたけど、「もう、いらないよ」って感じ(笑)。結局彼女とは、今も仲のいいお友達。
野尻: それ以来、もう結婚は考えなかったんですか?
ピーター 恋人はずっといましたけどね。でもね、仕事にのめり込むと、必ず1人でいる時間が必要になってくる。人間国宝だった父がまさにそうでした。芸を極めようという時に、家族にかまう時間はとりにくい。時に、家庭は仕事の足かせになるんです。だから、ウチの両親は、1度離婚しているくらい。10年後、また結婚したんですけどね。そんなこんなで、私は子ども時代に寂しい思いをいっぱいしたから、自分の家族にはそんな思いはさせたくないの。だったら、家庭はいらないかなって。
野尻: 僕は逆で、1人の時間が持てない人間なんですよ(笑)。まず、1人遊びができない。家に1人でいることもほとんどないし。
ピーター 誰か呼んじゃうんだ。
野尻: そうなんです。寂しがり屋なのかな。世界中が敵になっても味方でいてくれる「1人」が欲しいですね(笑)。猛烈に。
text : Rumi Sato

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photo: Kazuyasu Ohotaka
  place: SHOTO GALLERY

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  野尻佳孝 (Yoshitaka Nojiri)
株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ 代表取締役社長
72年東京生まれ。大学卒業後、住友海上(当時)に入社。友達の結婚式に招かれた時、「自分の仕切る二次会の方が、断然面白い。だったら……」と、98年10月に同社を設立し、ブライダル業界に参入。たった1畳のオフィスからスタートし、ハウスウエディング市場を作り上げた


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