愛を教えてくれた、君の瞳に恋してる! ゲスト 鈴木おさむ


もともと、妻(大島美幸さん・森三中)のことを芸人として面白いなと思っていた鈴木おさむさん。
最初は〝ノリ〟でプロポーズしていたものの、ある人の、ある日のたった一言がきっかけで、本物になった、仰天結婚生活とは!!


美人とばかり付き合っていたから まさか彼女(大島美幸)みたいな人と結婚するとは思わなかった(笑)

鈴木おさむ
(Osamu Suzuki)
72年千葉県生まれ。放送作家。
「SMAP×SMAP」「めちゃ×イケてるッ!」「水10!ココリコミラクルタイプ」他、多数のバラエティー番組を手掛ける。
ドラマ「人にやさしく」などの脚本も担当。劇団「ザ・おさむショー」を主宰。
著書に、『ブスの瞳に恋してる』、『ブスの瞳に恋してる2』(共にマガジンハウス)など。

初対面でプロポーズして以来 会うたびに「結婚しよう」って言っていた

野尻: 大ベストセラーで、ドラマ化までされた『ブスの瞳に恋してる』を、一気に読ませてもらいました。すごく面白かったんです。しかし、森三中の大島美幸さんとの結婚が“交際ゼロ日で結婚”だとは知りませんでしたよ。驚きです。
鈴木

飲み会の席で初めて会ったときから、「結婚しようよ」って言ってたんです。会うたびに「結婚しよう」って。もう、挨拶みたいな感じで。ちょうど5年前の今頃だったかな。

野尻: それはまた、何でですか?って言ったら失礼だけど(笑)。
鈴木 まぁそのときは、面白半分だったというか。「コイツと結婚する」って宣言したら、ウケるだろうなって(笑)。というのと、もともと、彼女のことが芸人としてすごく好きだったんですよ。
野尻: だって、面白いですからね!!
鈴木 それに、可愛げがあるというか。ウチの奥さんが全裸で男性サウナに入っていくという番組を見たとき、若干照れてる姿を僕は見逃さなかった(笑)。当時僕は30歳で、年齢的にちょっと結婚を意識し始めた頃で、色んな要素が重なったんですね。
野尻: で、すぐにゴールイン。
鈴木 早かったですねぇ。3ヵ月後には結婚していました。
野尻: 勢いもあった?
鈴木 ありました。会うたびに「結婚しよう」って言っていたら、村上知子(森三中)って奴が、「冗談で言うのはやめてくれ」と発破をかけてきて。「冗談じゃねーや!だったら本当にやってやるよ」って、気付いたら挑発に乗っていた(笑)。結局その翌週には、森三中全員で奥さんの親元に挨拶に行って。とんとん拍子にコトは進み、結局、初めて2人っきりになったのは婚姻届を出しにいった日(笑)。
野尻: スゴすぎる……。でも、大島美幸さんに出会った当時は美人の彼女がいたんですよね。
 
鈴木 そう。モデルの彼女が。綺麗だし性格もよかったですね。 実はその前も、ずっーと、美人とばかり付き合ってましたからね(笑)。
   

夫婦関係は、一番大事なものが同じじゃないとツライ

野尻: 見た目重視だったんですね。
鈴木 性格よりも、とにかく顔。まずは容姿ありきでした、絶対。あとはエロいかエロくないかとか(笑)。
野尻: ハハハッ。つまり、フツーの男だったんですね(笑)。
鈴木 そう、いたってフツーでした。でも、どの子ともダラダラ付き合うんだけど、何か違和感があって。
野尻: 違和感って?
鈴木 僕は放送作家として“オモシロ”を生業としているから、「笑い」が共有できないと辛いんです。例えば僕が2人でいるときオナラをするとするでしょ? そういうとき、突っ込んでくれないと悲しい。中には、聞こえなかったフリをする人もいましたからね。かたやウチの奥さんは容赦なく突っ込む。お笑い芸人だから、僕と同じく四六時中、「笑い」を追求しているんです。やっぱり、一番大事なものが一緒っていうのは、ありがたいですよ。
野尻: 面白いってことが2人の共通言語なんですね。にしても、結婚当初、奥さんが家の近所で、腹痛に襲われて野グソしちゃった話は面白かったな。なかなか経験できないことですよね。
鈴木 普通は経験できません(笑)。奥さんが、他人の家の玄関前で野グソするなんて。その時は、運よく近くに新聞紙があったから、とりあえず敷いてやって、酔った奥さんを介抱するフリをして何とかゴマかしたけど。でもあのとき、僕の中で何かが確実に目覚めましたね。
野尻: 何かって、何ですか?
鈴木 あの後、家に帰ると、奥さんが申し訳なさそうに「野グソしちゃって、ごめんね」ってポツリと言ったんです。「お前、恥ずかしいと思ってたんだ!」と、愛おしく思えた瞬間でした(笑)。
野尻: いや、いい話だ。妻の野グソを愛おしいと思えるなんて、究極の愛の話ですよ。
 
鈴木 ですね~。結婚して早めに究極の状況に追い込まれたのが、よかった(笑)。
 
野尻: 本来、人ってある程度格好つける動物だと思うんですね。でも、奥さんにはそれがない。いきなり素を見せるってスゴイと思います。
鈴木 そう。そこがウチの奥さんのスゴイとこ。ほとんど動物です(笑)。でもね、彼女と恋人になれるかっていったら、なれなかったと思う(笑)。でも、結婚相手だと思うと、なれるんだな。
野尻: それってなんとなく分かる気がする。
 
   
 
容姿にばっかり気を取られていると大事なものを見逃してしまうんですね
彼女と恋人になれるかっていったらなれなかったと思う(笑) でも、結婚相手だと思うと、なれるんだな

男って、付き合う人と結婚相手を採点するポイントが違うんですよ

鈴木

男って、付き合う人と結婚する人とは、見るところが違うじゃないですか。採点する場所が、違うと思うんですよ。

 
野尻: ええ、違いますね(笑)。
鈴木 僕の場合、結婚する人に求めるのは一緒にいて楽しいってこと。まず会話が合うってことが、一番大事。最悪なのは、奥さんと喋って、ストレスが溜まること(笑)。
 
野尻: それはありますねぇ。僕もね、自分史上最高にタイプな人と出会ったことがあるんですよ。でも、その人とは実らなかった。というのも、会話が続かなかったからなんです。やっぱり、面白さを共有できなきゃ辛いって悟りました。でも、女の人の面白さを見極めるのって難しいですよね。

   
鈴木 男ってどうしても女性の容姿に惑わされちゃいますからねぇ。僕もまさかブスと結婚するとは思ってもいませんでしたよ(笑)
text : Rumi Sato

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photo: Shunsei Takei
  place: 麻布迎賓館

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  野尻佳孝 (Yoshitaka Nojiri)
株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ 代表取締役社長
72年東京生まれ。大学卒業後、住友海上(当時)に入社。友達の結婚式に招かれた時、「自分の仕切る二次会の方が、断然面白い。だったら……」と、98年10月に同社を設立し、ブライダル業界に参入。たった1畳のオフィスからスタートし、ハウスウエディング市場を作り上げた


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