何年かに一度の転機は、仮面を変えるとき ゲスト 鏡リュウジ


結婚には、どんな相手が合っている? 心理占星術家の鏡リュウジさんに質問したところ……「きっと、こんなタイプの女性に惹かれるのでは」と、またもや今回もずばりと言い当てられた。さらに、「2、3年後に大きな転機が来るのでは」と言われて……。


完璧な理想の人とかすべてがぴったり合う人なんていないものですよ(笑)

鏡リュウジ
(Ryuji Kagami)
68年生まれ。京都府出身。国際基督教大学大学院修士課程修了。平安女学院大学客員教授。10歳の時にタロットカードに出会ったのをきっかけに、神秘的なものに惹かれ、占星術の世界に足を踏み入れる。高校時代には、雑誌で占いの連載を開始。西洋占星術とユング心理学を融合した心理占星術の第一人者。著訳書に『魔法の杖』(ソニー・マガジンズ)、『占いはなぜ当たるのですか』(講談社文庫)など多数。

ホロスコープってすごい好みのタイプまで、わかっちゃう

野尻:

では、なかなか普段聞くことができない結婚・恋愛についても見ていただけますか。仕事ばかりしてきたのであまり結婚を意識したことがなかったんですが、兄の子供に会ったり、社員の家族と旅行に行った時に社員の子供に会ったりするうちに、子供がほしくなってしまって。結婚もそろそろ考えたいなあ、なんて思ってるんですよ。

鏡:

恋愛は、金星や火星に現れます。金星は、誰かと関わりたいとか、愛したいという欲求を、火星は何かを勝ち取ろうとする欲求でセックスとも深く結びついた星です。野尻さんの金星は、蟹座。蟹座はコミュニティの象徴で、家族や血を分けた親族を大事にするタイプ。おそらく、野尻さんは、伝統的なパートナーシップに落ち着いていくような気がします。

   
野尻: どんなタイプの人と合うんでしょうか。僕は経営者という立場から、いろいろなことに慎重になる傾向があるんです。まだ結婚もしていないのに、「この人とはず~っと一生仲良くやっていけるのだろうか」なんて、あれこれ考えてしまうんですよ。
 
鏡: それは野尻さんが「知性の人」だから。野尻さんのホロスコープの右部分は、風の星座。これは、知性の象徴です。だから、結婚についてもいろいろ考え過ぎちゃう傾向があるんでしょう。でも、完璧な理想の人だとか、すべてがぴったり合う人なんて、いないもの。わけのわからないリスクを取って、ハンコを押しちゃうのが結婚なのに(笑)。
「運を使い果たす」なんてことは、ありません
野尻:

ちなみに、僕の結婚相手って、どんな人だって出てますか?

鏡:

それはわからないですよ(笑)。ただ、一見、都会的でクールな女性と合いそうだけどそうじゃない。きちんと身の回りの世話をしてくれるような女性と合うイメージがありますね。

野尻: 家庭的な人か~。実はね、疲れているのにご飯を作ってくれたりする姿に、「いいな~」と強く惹かれるタイプなんですよ(笑)。

でも心配なのが、実は僕は、もうすでに女性運を使い果たしてしまったのではないか、と。僕の会社は女性社員がとても多く、全体の7~8割を占めるんです。彼女達は本当によく働いてくれるし、僕は彼女達にたくさん助けられてきたんです。今までが女性に恵まれすぎてしまったなあ、という気もして……。
鏡:

持っている運を使い果たすとか、そんなものではないですよ。だから安心してください。それだけ野尻さんが、女性に支持されるってことですよ。

野尻:

よかった~。

   
鏡:

ところで野尻さん。2~3年後に大きな人生の転機、社会に見せているペルソナ(仮面)を大きく変える時期がくるようです。

 
 
自分の心がけ次第で運勢を上向きにすることはできるんですか?
自分の身に起こることは実は心の奥で望んでいることだったりするんです

何年かに一度訪れる転機は自分の「仮面」を変える時

野尻:

2~3年後に転機が来るんですか!? いや~、驚きだ。仮面が変わるってことは、違うステージに行くということですよね。自分の心がけ次第でいい方向に持っていくことはできるものなんですか?

鏡:

もちろん。何か新しいことがやりたいというパワーを発揮できる時期だったら、自ら「仮面を変える」ことも可能です。一方で、何かの事情で仮面を変えなきゃいけないことも少なくない。たとえば別離とかリストラとかね。でも、面白いもので、そんな不幸だって、実は自分が心の奥で望んでいることだったりするんです。

 
野尻: なるほど。例えばリストラに遭うのも、内心「この会社は嫌い。この上司と働きたくない」など、無意識に望んでいたことが現実になったということなのかもしれないのか。 でも、社会的な仮面を変えるような転機って、何だろう。実は僕、日々考えている「やりたいこと」があるんです。それのことかなぁ。
 
記者: 世界中を放浪したいとかですか?
 
野尻: そういう逃げの方向じゃあないです(笑)。もちろん、経営者って結構シンドイもの。それなりの重圧はあるし、年々孤独になっていく。でも僕は、ずっと頑張り続けていきたい。

実は、自分の人生を振り返ってみると、ずっといい人生なんですよ(笑)。

   
鏡: いいですねぇ、前向きで。
野尻: かっこ悪い言い方なんですけれど。僕は高校時代に、チーマーのリーダーとしてステイタスを味わった。だから「今、自分はあのときのステイタスを味わっているか」ってことを、いつも自問自答している自分がいる。大学時代は、最悪でした。全然僕に光が当たらなくて。で、就職したら、もっと光が当たらなくなって(笑)。「なにくそ~」と頑張ったら、だんだん光が当たり始めてきたんです。
鏡: なるほど。「仮面」の変化ですね。
野尻: 僕にとって、自分の存在価値を高めることって、とても大事なことなんです。有名になりたいという意味ではなく、世の中に貢献したいというか。クリエイティブなことで人に喜んでもらえることをして、だんだん大きな波を作り出せる存在になれればいいなって。
鏡: 野尻さんが持つ、知性の力を使えば、できると思いますよ。
野尻: 嬉しいですね。でも、鏡さん。占いってどうしてこんなに当たるんですか?
text : Rumi Sato

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photo: Kazuyasu Ootaka
  place: SHOTO GALLERY

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ゲスト 鏡リュウジ 心理占星術家 vol.7 星は何でも知っていた!
vol.8 何年かに一度の転機は、仮面を変えるとき
vol.9 「星占い」って、どうしてこんなに当たるの?
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vol.11 子どもを産んだ瞬間に母性は花開く
vol.12 二人で一緒に年を取っていく幸せ
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vol.14 年代や国によって結婚式や考え方はさまざま
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zvol.26 神経質すぎると結婚できないわよ(笑)
zvol.27 相手に気を遣い過ぎているうちは本当の恋なんてできないわよ
  野尻佳孝 (Yoshitaka Nojiri)
株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ 代表取締役社長
72年東京生まれ。大学卒業後、住友海上(当時)に入社。友達の結婚式に招かれた時、「自分の仕切る二次会の方が、断然面白い。だったら……」と、98年10月に同社を設立し、ブライダル業界に参入。たった1畳のオフィスからスタートし、ハウスウエディング市場を作り上げた


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