花嫁の手紙No.19-ずっと守り続けてくれてありがとう

花嫁から感謝の気持ちを込めて 両親への手紙

例文集

No.19いい出会いがあるのは二人のおかげ。ずっと守り続けてくれてありがとう

今年の3月、入籍をする前に戸籍謄本をとりよせて見たとき、私たちの籍の中にお兄ちゃんの名前がないことを不思議に思いました。入籍後にとりよせた戸籍謄本で、私の名前がお父さんやお母さんの籍から抜けた事実を見て、なんだか少し切なくなりました。お父さん、お母さん、30年間ずっと守り続けてくれてありがとう。

たまに怒ると威厳があるけど、普段は面白いような面白くないようなことばかり言って、和ませようとしてくれるお父さん。小さい頃、コタツで寝てしまった時、お父さんが布団まで抱きかかえて運んでくれるのが好きで、よく寝たふりをしていたことを覚えています。家にあった高さの違う15本の竹馬、お父さんの手作りでしたよね。いつまでも家の片隅に立てかけてある光景は、ずっと心に残っています。私はほとんど乗った記憶がないけれど、きっと、お兄ちゃんがたくさん使っていたことと信じています。小学校高学年くらいからは、反抗期なのかあまり素直ではない私で、従兄弟を楽しそうにかまっているお父さんの姿を、すこし嫉妬に近い感情で見ていたような気もします。高校生になってからも、部活で帰りが遅い日々で、あまりゆっくり話もしていませんでしたよね。そのまま一人暮らしをはじめ、ろくに実家にも帰らない親不孝な娘でごめんなさい。でも、たまの電話から聞こえてくる「お~元気にしてるか?」という声や、続々結婚していく年下の従姉妹たちを横目に「そんなにあせらなくたっていいんだよ」という言葉、たまに帰るとうれしそうにお酒をすすめてくれる姿に、私は本当に愛されているんだなあと実感しています。お父さん、温かい愛情をありがとう。

2番目の子供の私に、1番目の子供のかわいさを熱心に語ってしまうような、ちょっと抜けているお母さん。そのあと慌てて弁解の留守電が入っていたけれど、だいじょうぶ、そんなことではくじけない、強い娘に育ちました。会話の途中から参加してきても、ちょっとかみ合っていなかったり、そんなことは関係なく高らかに笑うお母さんは、いつも明るい雰囲気を作ってくれました。お母さんは、私の笑顔は特権だと言ってくれるけど、だとしたら、それはきっとお母さんからの遺伝です。気づいていないかもしれないけれど、お母さんの笑顔は素敵です。そう思うよね?お父さん。お母さんの前では昔も今もよく感情的になって、イライラをぶつけたりしてごめんなさい。そんな時、いつも怒ったりせず、温かく受け止めてくれてありがとう。お父さんとお母さんがいつも味方でいてくれること、本当に心強く思っています。

「明日のジョー」に憧れ、大学でボクシングを始めたり、「太陽にほえろ」に感動し、警察官になってしまうような、単純でわかりやすいお兄ちゃん。小さい頃、友達とあそびに行こうとするお兄ちゃんについて行きたがり、とても嫌がられこっそり逃げられていたことを覚えています。警察官になりたての頃、交通違反のバイク少年の取調べをしたことについて、「話を聞くと本当はみんないいやつなんだよなぁ」とうれしそうに話したりするお兄ちゃんは、妹の私から見ても本当にいい人で、感心してしまうとともに誇らしくもあります。ちょっと頼りないところもあるけれど、そばに奈々絵さんがいてくれるから安心です。二人は、何かあったときにはきっと力になってくれると信じられる、温かく、心強い存在です。
今日、お集まりいただいた方々を始め、私のまわりには、いつも一緒に物事を楽しみ、時には励まし、支えてくれる、友人や先輩、後輩、上司の方たちがいました。私は、人間関係でつらい思いをしたことがなく、ちょっと…どころではなくとても変わった部活の顧問の先輩や、やっぱりとても変わっているここにはいらっしゃらない職場の上司に悩まされた時期もありましたが、それさえ笑いのあふれる楽しい思い出になってしまうような、仲間や先輩、後輩の存在がありました。私がこんなに人との出会いに恵まれているのは、お父さんやお母さんから受け継がれてきたものなのかなぁと、最近なんとなく思っています。
そして、なんとなくお父さんに似ているなぁと感じはじめているしげくんと、今こうして一緒にいられるのも、二人のおかげだなぁと、理由もなく思ったりもしています。30歳にもなって、まだまだ大人になりきれず、二人に迷惑をかけたり頼ってしまうことも多いと思いますが、これからは、二人がしてくれたことの十分の一でも親孝行できるよう、頑張っていきたいと思います。二人とも、体を大事にして、いつまでも元気で仲良くしてください。そして、これからも、私と、しげくんと、これから増えるかもしれない家族のことを宜しくお願いします。
30年間、本当にありがとうございました。

ANTICO BUTTERO にて

あとがき

手紙を書くにあたり、感動のエピソードや特別なトピックスは思い浮かばなかったけれど、いつも当たり前のようにいてくれた両親や兄の存在が、自分にとってどれだけ心強く安心できるものだったかということをあらためて実感し、あたたかい気持ちになりました。
私がやりたいと決めたことに対し、いつも反対もせず後押しし見守っていててくれた両親に、感謝しています。

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