結婚準備「秘」マニュアル

 ■ 両家の顔合わせ
 ■ 結納の取り交わし
 ■ 婚約指輪の購入
 ■ 会場探し
 ■ 衣装選び
 ■ ゲストのリストアップ
 ■ ハネムーンの検討
 ■ 新居探し
 ■ 招待状の作成
 ■ 引出物選び
 ■ 装花の検討
 ■ 料理・ドリンクの検討
 ■ 挙式スタイルの検討
 ■ 演出アイテムの検討
 ■ パーティー内容の検討
 ■ エステの検討
 ■ 結婚指輪の購入
 ■ 二次会の検討
 ■ ペーパーアイテム作成
 ■ 司会者打合わせ
 ■ ヘアメイクリハーサル
 ■ 両親衣装と着付け
 ■ 親族紹介の確認
 ■ 受付の依頼
 ■ BGMの選定

 ■ 新居へ引越し
 ■ 家具、家電の購入
 ■ お心づけ、お車代準備
 ■ 手配物最終チェック
 ■ 美しいポーズレッスン
 ■ 両親への手紙
 ■ 前日の心得
 ■ 内祝いとご挨拶
 ■ 新生活の手続きと届出
 ■ 親戚、ご近所付き合い
有賀明美 監修 ついに結婚準備のマニュアルが1冊の本になりました。
これさえあれば結婚準備のお悩みもしっかり解決!
イラスト/もと潤子
step1
結納を交わそう

最近の傾向

結納とは、婚約をした証として両家の間で金品を取り交わし、結婚の約束を固める伝統的な儀式です。仲人が使者となって、両家を往復して結納品を運ぶのが正式なスタイルですが、最近は正式結納を行うカップルはほとんど見られず、仲人と両家が一同に会して行う略式も減りました。仲人も省き、両家だけで行うスタイルが最近の主流です。 ただ、仲人をたてるかたてないかは両家の考えもありますし、結納はこれから親戚付き合いをする両家にとって初めて取り組む共通の行事ですから、双方の意見を取り入れて慎重に進めるようにしましょう。




結納のスタイル

伝統的な両家往復型
仲人が使者となって1往復半する伝統的な形です。
結納の場所は必然的に両家の自宅になります。

やや伝統的な往復型
仲人が1往復する形。男性宅から女性宅へ結納品を届け、女性側から預かった受書を男性宅に届けます。

片道型
仲人が男性宅から女性宅へ結納品を納める形です。後日、女性側が男性側に御袴料を納める場合もあります。

集合型①(女性宅または仲人宅)
女性宅または仲人宅に両家が集まり、結納品を取り交わします。結納のあとに会食をすることが多いようです。

集合型②(式場、ホテル、料亭など)
最近増えているスタイルです。仲人を含む両家、または両家のみが集まり、結納品を取り交わし、そのまま会食をします。

結納の段取り
1.仲人を立てるか立てないかを検討
2.仲人を依頼する(ある場合)
3.結納の日取りを決める
4.結納の場所を決め、予約する
5.結納のスタイル、品目数などを相談する
6.服装を相談し、必要なら準備する
7.結納品を購入する(ある場合)
8.婚約記念品や結納返し品を決め、購入する
9.結納金を準備する
10.結納前日に仲人に電話する(いる場合)

結納の場所と結納パックプラン
最近ではホテルや式場などで用意している結納パックを利用するケースも増えています。会場を結納用に飾り付け、料理や飲物なども全て任せておけるというのが人気の理由です。室料、結納品、料理、飲物、装花、スナップ写真がセットになっていて、6~8名プランで10万~20万の所が多いようです。ただ、結納品を自分たちで用意しなくてはならないところもあるので、事前に確認しましょう。

結納金はいくらにすればいいの?
月収の2~3ヶ月分、またはボーナス1回分くらいが妥当といわれていますが、とくに決まりはあり ません。平均は80万円前後ですが、最近は100万円が基本ラインのようです。


結納の日取り
結納の日取りは両家で話し合い、都合のいい日を選びます。挙式の3~6ヶ月位に行うのが一般的です。また、お日柄のいい大安、友引、先勝がいいですが、気にしない方は都合のよい週末に行う方もいます。

結納時の服装
一昔前は、結納は結婚式に準じる大切な儀式ということで、出席者の服装は準礼服が普通でした。 しかし、最近は略礼装や平服で行なう場合も少なくありません。両家の両親と本人同士の服装のバランスがとれていて同格であれば問題ないでしょう。服装については、事前にしっかりと両家で話し合って決めましょう。


男性本人
ブラックスーツかダークスーツを着用します。ワイシャツは白、ネクタイもフォーマルな印象のものにしましょう。

女性本人
和装の場合は本格的には振袖ですが、華やかな訪問着や付け下げでもいいでしょう。また、洋服の場合は、黒以外のフォーマルなワンピースやスーツを着用します。

両家母親
母親は女性本人と格を合わせ、和装の場合は訪問着や付け下げ、洋装の場合はフォーマルなワンピースやスーツを着用します。両家の母親が必ずしも和装同士、洋装同士と合わせる必要はありません。

両家父親
両家の父親はスーツ同士、あるいは礼服同士になるように気をつけます。ブラックスーツの場合は白いワイシャツにフォーマルなネクタイが基本です。

結納品のとりかわし
結納のときに取り交わす結納品とは結納金の金包に縁起物を加えたセットのことです。 その原点は酒と肴を持って結婚を申し入れ、新しく縁を結んだことを酒を酌み交わして喜び合ったことにあります。それの儀式用品となったのが現代の結納品なのです。 また、結納の品目は決してふたつに分かれないという理由から、必ず奇数にするのが決まりです。

関東式結納9品目とその意味
目録(もくろく)
結納品の品名や数を記したもの。

金包(きんぽう)
結納金のこと。表書きは男性から女性へは「御帯料」、女性から男性へは「御袴料」とします。

長熨斗(ながのし)
あわびの肉を干して長く伸ばしたもので長寿の象徴

友白髪(ともしらが)
白い麻布。「ともに白髪になるまで仲良く」の意味。

末広(すえひろ)
純白の扇が2本で1対。「末広がりに繁栄する」を願う意味。

寿留女(するめ)
日持ちがすることから「幾久しく、末永く」の意味 保存食として不時への備えの意味があります。

子生婦(こんぶ)
2枚で1対。「子宝に恵まれるように」の意味 「よろこぶ」にもつながります。

勝男武士(かつおぶし)
背節と腹節で1対。男性の力強さを象徴。酒肴と不時への備えの意味もあります。

家内喜多留(やなぎだる)
祝い酒を入れる朱塗りの柳樽のこと。最近は現金を包むことが多いようですが、酒樽を贈る地方もあります。

地方によって異なる結納品
結納品は地方によって品目も飾り方も異なります。結納品を両家で取り交わす関東の場合は、結納品の品目が同じになるようあらかじめ双方で相談しておきます。ただし、男性側が9品目で女性側が7品目というように、女性側が品目数を抑える場合もあります。また、関東以南では双方で取り交わさず、受け取った女性側が「結納品を受け取りました」という意味の受書と長熨斗、末広を渡すのが一般的です。地方のしきたりに沿って行ないたいときは近くの結納専門店へ問い合わせるのがお勧めです。その地方の結納のしきたりを教えてくれるはずです。

結納返し
結納返しとは女性側が男性から贈られた結納金の半額を包んで渡す習慣ですが、最近では半額でないケースの方が多くなっています。また、関東では結納返しの習慣も徐々に減りつつあり、その代わり婚約の記念になる品物を贈る人が多いようです。一方で関西では結納金の額をそれなりに重んじ、結納返しもきちんと行なうことが多いようです。 結納返しはその地方地方で変わってきますから、両家で最初にどの地域のしきたりで結納を行なうのかを話し合いっておくことをお勧めします。

地方によって異なる結納品の特徴

地域
結納品
結納金と結納返し
メモ
北海道 9品目が正式だが、最近は7品目が主流。熨斗、御帯料、寿留女、子生婦、友白髪、末広、家内喜多留の7品目に目録を添える。 50万円や100万円などのキリのいい金額を贈る事が多い。女性側も結納品を用意するか記念品の時計やスーツを贈るケースが一般的 女性宅で結納を行い、そのまま祝膳を囲むことが多い。仲人をたてるのはわずか。
東北 男性、女性ともに用意して交換する。男性側は目録、長熨斗、御結納料、末広、友志良髪、子生婦、勝男節、寿留女、家内喜多留の9品が一般的。宮城県の場合、男性側に貰受状、女性側に進参状が加わる。 100万円が平均。女性からのお返しは2~3割くらい。現金の代わりにスーツや時計など品物で返すことも多い。 結納はホテルや結婚式場、料亭などを利用する人が多い。隣組といって隣近所の人が結婚式や結納に参加することもある。
東海 基本は家内喜多留、小袖料、末広、子生婦、友白髪、寿留女、熨斗の7品目。これに結美輪(指輪)と目録を添える。ほかに呉服で作られた目出鯛、宝船、高砂人形を添える場合もある。 100~150万円が多く、ほとんどが現金を贈っている。女性は結納飾りの一部を替え、荷物録を添えて届けるのが一般的。 名古屋中心部を除く地域では結納前の吉日・午前中に男性側の親が酒などを持参し、「決め酒」「とっくりころがし」という儀式が行なわれる。
関西 7品目か9品目が一般的で、目録はこれには含まれない。7品目は熨斗(鶴飾り)、末廣(亀飾り)、小袖料(松飾り)、柳樽料(竹飾り)、松魚料(梅飾り)、高砂人形、優美輪(指輪)。9品目には寿留女、子生婦が加えられる。 結納金は100~150万円が多く、約8割の人が結納返しを行なっている。最近は結納金の1割程度を時計やスーツなどの品物で贈ることが多い。 結納のスタイルは地域によってさまざま結納を女性宅で行なった場合は、その後仕出しをとって祝宴に入るケースが半数近い。
北陸 結納品の他に家族1人1人におみやげを持参するのが特徴。とくに富山・石川県では家族に高価な品物を持参し、親類にもおみやげなどを持って行く。ただし、最近は簡略化し、現金や商品券を渡すことが多い。 100~120万円が最も多く、ついで140~160万円。ただし、最近は結納金なしというケースもある。結納返しは結納時にお返しすることが多い。 富山県には両家で饅頭を交換する風習がある。石川県には結納前に酒一升とするめ5枚を持って女性宅を訪ねる「たもと酒」という風習がある。
九州 9品目、11品目が多く、7品目以下は略式になる。内容は地域によってさまざまだが、九州全域では必ずお茶と高砂人形がつくのが特徴。また、結納品以外に生鯛の雄雌1対をつける。 50万円、100万円などキリのいい金額に婚約指輪をプラスするのが一般的で9割以上が納めている。結納返しはスーツが多い。 結納の前に酒一升と鯛1尾を女性宅に持参し「一生(一升)一代(一鯛)の約束」を交わす儀式がある。「寿美酒」など地域で呼び名が変わる。
POINT! ふろしきの包み方にも注意しましょう
結納品を持参するときは、ふろしきの包み方にも注意しましょう。品物を渡すときに「結び目をほどく」 のを避けるために、袱紗の要領で包みます。一方、結納品を受け取った側は「結んだ縁がほどけない ように」と固結びにします。蝶結びはほどけることを意味するので避けましょう。

結納の進行
仲人を立てずに行なう結納の場合、ホテルや式場などを利用したときは、会場の人が進行をつとめてくれることがあります。また、どちらかの自宅で行なうときは男性側の父親が仲人的な役割を担うのが一般的です。いずれにしても基本的な進行の流れは同じなので一通り頭にいれておくとよいでしょう。

仲人を立てない略式結納の流れ
最近は、仲人を立てずに行なう結納や、仲人がいても両家が一同に会して行なう結納が一般的になっています。 いわゆる「略式結納」と呼ばれる方法です。ただ、略式といっても結納には古くからしきたりやマナーがありますから、結納を行なうのであれば、形式に沿って進行するようにしましょう。

1.結納品を飾る

結納を行なう部屋に男性側、女性側の順に入り、結納品を飾る。
2.挨拶と着席
初めに本人同士が挨拶し、次に両親が挨拶して着席する。
3.男性側の父親があいさつする
4.男性側からの結納品を女性側に納める
男性側の母親が飾り台ごと結納品を持ち、女性本人の前に運ぶ。 男性の父親が口上を述べたら、女性側は軽く礼をする。
5.女性側が目録をあらためる
女性本人が結納品の中から目録を取り、目を通す。続いて女性の父親、母親の順に目を通し、 「○○様のご結納、幾久しく納めさせていただきます」と礼を述べる。
6.女性側の受書を男性側に渡す
女性の母親が贈られた結納品を上座に運び、受書を持って男性本人の前に運ぶ。
7.女性側からの結納品を男性側に納める
女性の母親が男性側に贈る結納品を台ごと持ち、男性本人の前に運ぶ。
8.男性が目録をあらためる
男性本人が結納品の中から目録を取り、目を通す。続いて男性の父親、母親の順に目を通す。
9.男性側の受書を女性側に渡す
男性の母親が贈られた結納品を上座に運び、受書を女性側に渡す。
10.結びの挨拶をする
男性側の父親が結びの言葉とお礼の挨拶をし、女性の父親が返礼の挨拶をする。 一同深く礼をして結納式は終了。
11.祝宴


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