「ペットと挙げたい」カップルが急増
2011年4月。イギリス・エセックス州で行われたある結婚式に、日本円にして約280万円もの費用がかかったということで、ニュースになりました。
280万円? ぜんぜん普通じゃないか、と思うなかれ。
実は「犬どうしの結婚式」だったのです。
http://www.dailymail.co.uk/femail/article-1373952/Dog-owner-spends-20-000-Britains-expensive-pet-wedding.html
…いくら愛犬家の国だからって、考えちゃいますね。
日本人はもっとつつましいです。愛犬のために、26,250円ですから…。
ゲストハウス運営大手のテイクアンドギヴ・ニーズは、2010年9月、ぺットのための婚礼衣装をオーダーできるサービス「Pet Dress」を始めました。
プロモーション室の柴田恵さんによれば、結婚式にペットを連れてきたいという要望は「10年くらい前から少しずつ出ていて、この4、5年で急増している」とのこと。中にはペット同伴が可能であることを、式場選びの絶対条件とするカップルもいるそうです。
時代の要請を受け、同社では現在、全62会場でペット同伴の結婚式が可能です。これは全会場で共通する「一組貸し切り」ならではの強み。共有スペースの多いホテルや専門式場はもちろん、ゲストハウスでも複数の披露宴会場を持っていると、他のお客様に配慮しなければいけませんからね。
そんな背景もあり、同社にとって「Pet Dress」の商品化は自然な流れでした。
2010年4月には、同社の会場で、元スピードスケートの清水宏保選手が、新婦であるモデルの高垣麗子さんの愛犬に、揃いのドレスをプレゼントするサプライズが。
これを受け、ペット用のオーダー衣装が正式に商品化され、同年9月から案内開始とあいなったのです。
本物の“ウェルカムドッグ”として
注文は、専用オーダーシートにて。性別や犬種、首周りや背丈など5か所のサイズを記入します。デザインはドレスで3種類、タキシードで1種類を用意。料金は税込で26,250円ですが、追加料金で色やフリル、デザインを変えたりすることも可能。犬のほか、ネコやフェレットなども対応できます。
さらに、オプションでフルオーダーのサービスも行なっています。
縫製など制作工程は、婚礼衣装大手のイノセントリーさんの担当。ウェディングドレスやタキシードの仕立て職人さんが、一着ずつ手作りしているそうです。取材時にサンプル品に触ってみましたが、確かにつくりはしっかりしていました。
3種類のドレスと、アップの画像です。レースも細部までほつれなど見当たりません
つい先日も、同社運営の関西の施設で「Pet Dress」が利用されました
こうしてできた衣装を着せたペットは、当日も大活躍。
披露宴会場に入れるのは衛生上の問題でNGですが、チャペルやガーデンへの同伴は、ケージ、リードを用意すればOK。本物の「ウェルカムドッグ」として受付に繋いだり、結婚証明書に肉球で署名したり。ガーデンではデザートビュッフェの際に、お揃いの衣装を着た愛犬を抱いて再登場したり…。
もちろん、アレルギーや動物の苦手なゲストへの配慮も重要。招待状で知らせておいたり、司会者からアナウンスしてもらったり。この辺りはプランナーさんと相談してみてください。
ちなみに冒頭のイギリスの犬カップルは、衣装代だけで1,200ポンド(約168,000円)だそうです。
…「Pet Dress」、お値打ちです。
(2011年4月21日更新/取材・文 櫛谷育男〔編集部〕/取材協力 株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ)
『テイクアンドギヴ・ニーズ』
http://www.tgn.co.jp/








