来週の土曜日、銀座の三笠会館で、向こうの両親とうちの両親と私と直樹で、
食事をすることになった。
儀式って、奴ね。
ああ、面倒だ。
だけど、階段はひとつひとつ、確実に登っていかなきゃいけない。
うちの母親だけが、妙に張り切っている。
「何を着て行けばいい?」って・・・。
お願いだから、あの熱帯魚みたいなワンピースはやめてと言っておいた。
今回のプロポーズは、直樹のお母様の意見が大きかったと思う。
キルト手芸が趣味のお母様に、
「わあ~素敵!お母様、私にも、教えてください」とお願いして、
この半年、週一回、習いに行ってたから。
妹の陽子は、「そこまでやるか?」と軽蔑した目で見ていた。
そこまでやるよ、女も“年齢の大晦日(29歳)”になればさ。
男は、外堀から埋めないとね。
逃げられないように・・・。
何度か、直樹のお父様にもお会いしているが、
私は全力で、“いい嫁光線”を出し続けたので印象はいいはずだ。
