日本一泣ける成人式
成人式からもう9年が経ちました。
私たちの成人式は
誰でも覚えているはず。
ありえない程の大雪の日でした。
私は埼玉県の成人式に出るわけですが
懐かしい旧友との再会を楽しんで
いたって平穏な成人式でした。
でも、最近の成人式は
喧嘩だの暴力だので何だか荒れ荒れですね。
暴れるのに何か「メッセージ」性が
あるならまだわかりますが、
いったい何を主張したいんだかも
きっと本人たちもよくわからずに
暴れているだけのような印象。
尾崎豊もがっかりです。
まぁ、今年もそんな
「逮捕者が出た」
だの
「途中で中断せざるをえなかった」
だのそんなニュースが多かったですよね。
ただ、
ある1つの成人式に私はものすごく感銘を受けたのです。
岩手県の水沢市。
水沢の成人式は数年前まで
「成人者の態度が悪い」と有名だったそうです。
そんな水沢市の大人たちがきっと
みんなで一生懸命子供たちのことを
考えて話し合ったのでしょう。
水沢市の成人式では受付に
両親や家族から手紙が届いているのです。
成人者は受付でその手紙を
「え~何これ~」
「聞いてないよ~」
など思い思いにリアクションをしながら受け取ります。
ある金髪に髭にピアスを空けた若者が
カメラに向かって最初はこう言ってました。
「俺、今日めっちゃ暴れるから」
その若者は30分後、
母親からの手紙を読み、号泣していました。
「俺、こういうのもらうの初めてだから嬉しくて・・」
その若者は式典の間中、手紙を握り締めて大人しく座っていました。
両親がいない子には兄弟や祖父母、親戚
から手紙が届く配慮までちゃんとされている為
寂しい思いをする子はいません。
成人式が始まると
今度はサプライズでこんな企画が。
成人者の中の誰かしらの「親」が子供への思いを
「手紙」に託して朗読します。

事前に知らされていない為に
驚く子供たち。
手紙の後ろには愛する娘や息子の成長記録
が映像となって上映されます。
「お前が初めて私をパパと呼んで小さな手で袖をつかんでくれた日、
自分の命をかけてお前を守っていくと心に誓いました」
「未熟児として生まれてきて、病弱だったあなた。
母乳を自分の力で吸ってくれた時涙が止まりませんでした。
そんなあなたももう20才。 こんなに大きく元気に育ってくれてありがとう。」
親からの深い愛情がいっぱいいっぱい詰まった手紙。
どんな高価なプレゼントよりも暖かくぬくもりのあるプレゼントだと思いました。
会場の成人者たちは真剣な顔で
涙を手でぬぐいながら静かに聞き入っていました。
きっとみんな自分の親を思い浮かべながら・・。
私も思わずもらい泣き。
成人者たちの表情が印象的でした。
何かに気づかされた顔。
何かを思い出した顔。
きっと、それぞれが大人になる前に
忘れていた何かをその成人式で思い出したのではないでしょうか。
これぞ成人式。
きっと、成人者全員の手紙を家族から集めるのなんて
ものすごく時間も労力もかかって大変だと思います。
でも、水沢市の大人が子供たちに与えているものは
その費やした時間と労力以上に大きいと思いました。
素晴らしい取り組みだと思います。
近年、この水沢市の取り組みを真似ようと
「水沢方式」として成人式に家族からの手紙を渡したり
家族の手紙の朗読をする成人式が増えているそうです。
人生において普段はなかなか照れくさくて
いえないことも
今日なら何とか言えそう、という
そんなタイミングってのがあるんですよね。
それがもちろん結婚式。
だから、結婚式での「お手紙朗読」も
花嫁から両親だけじゃなくて、
新郎から両親へ
両親から新郎新婦へあっていいはずですよね。
水沢市の成人式に色々考えさせられました。















